こんにちはRo(ろー)です。
この記事では、2023年9月に行われたフレディ・マーキュリーのサザビーズ・オークションについて書きます。→ オークションの公式サイト(英語)
プライベートに蒐集した絵画や骨董品、陶器、ステージ衣装や楽器、そして歌詞の草稿など、まさしく「A World of His Own」のタイトル通りな内容だと思います。
特に注目されたのがボヘミアン・ラプソディなど大ヒット曲を生み出したYAMAHAのピアノ、歌詞ノート、そして歌川広重の版画「新大橋と安宅のにわか雨」です(292,100 GBP で落札)
マーキュリーは大の日本びいきで、初来日以来日本の文化や美術品に取り憑かれた、と言われています。
実際にロンドンのサザビーズ展示会におもむいた友人が写真を提供してくれました。合わせてお楽しみください。
考えても考えても疑問が沸き起こる、複雑な気持ちが混ざっています。
相続、遺品、形見、断捨離、気持ちの整理、手離す…にまつわるあれこれに興味のある方にも、少し参考になるかもしれません。
応援上映・胸熱上映の2018年
映画ボヘミアン・ラプソディの予告編を劇場で観て以来、Queenっていいな
フレディ・マーキュリーって面白そう、クイーンってなんか凄いバンドでは??
と私が関心を持った時はもう遅かったですね。
Queenというバンドは、ビートルズと同じくもうクラッシックな部類に入っていると言っていいでしょう。中学生の時にうっすらQueenの曲を聴いたことあるのは覚えてますが
何しろ情報が少なくて、リアルタイムで追えなかったのは残念です。
フレディとジョン、ロジャー、ブライアンがそろった最後のライブは1986年。
そしていくつかアルバムを出し、フレディ・マーキュリーは病に倒れてしまうんです。
エイズであることは死の1日前、1991年11月23日に公表されました。
それまではバンドのメンバーにも病名が打ち明けられることはなかったそうです。
メディアは、フレディの病状や安否についてのスクープを獲得したくて彼の自宅の周りを取り囲んでいたそうですよ。
嫌な商売だなとは思うけど、大衆もやはり気になるものは気になる、そういうものなのでしょう。
世界的に有名なパフォーマーの死。
当然、弁護士に後のことは託してありました。
ほとんどの財産は、生涯の友であったメアリー・オースティンに相続されたのです。
最後のパートナー、ジム・ハットンには不満が残ったようですが、全ては法律に従って粛々と行われたのでしょう。
ジム・ハットンの他に、もしかするとQueenの運営会社とも何らかの行き違いがあったのかもしれないです。
なぜかというと、ステージ衣装やボヘミアン・ラプソディの歌詞草稿
作曲に使われたグランドピアノなどはQueenの財産としてあるべきではないだろうか?と考えられるからです。
メアリーとQueenがうまくいっていたのなら、どこかのタイミングで寄贈とか買取りなど、あったと思うんです。
時々Queenの回顧展が世界中を巡回するイベントがあって
その時は(今回オークションにかけられる)王冠やマント、有名な黄色のジャケット、’85年のライブエイドで使われたアコースティック・ギターなどが展示されていました。
ですから、メアリーからの貸与はスムーズだったと思われます。
それがなぜ?
いろいろな憶測がネット上を駆け巡りましたが、もうオークションは始まってしまいました。
心機一転 メアリーの新しい一歩
彼の死後32年経って「今がその時なの」とメアリーは言います。
でも、いっさいがっさいを競売にかけるのはいかがなものでしょう?
今回のオークションでは、フレディの遺品が散逸してしまうことや、金銭でやり取りされることに怒りさえ感じているファンが多いです。
フレディのプライベート・コレクションが長年大切に管理されていたのは素晴らしいことですし
それらをネットでも展示会でも見せてもらえる、という利点もあります。
でも結局は値段を釣り上げるためのエキシビジョンという意味合いが強い、と思うのはかたよった考え方かもしれませんが
どうにもモヤモヤが止まりません。
次の持ち主もきっと大切にしてくれるだろうという希望はもちろんあります。
しかしさらに転売されてどこに行ったのかわからなくなるのでは?
今時の美術品はそんなものかもしれないからそれはそれで。
しかし、あれほどコンサートでファンを楽しませてくれた衣装の数々だけは…。
考えても考えても恨み節が止まらない。
遺品と形見は違う、と言ったファンもいました。
遺品と形見
形見とは、思い出の詰まったもの、故人とのつながりを確かにするもの。
競売にかけるなんてシンジラレナイ。
それに反して、メアリーの説明もまたもっともであり、ぐうの音も出ません。
つまり、美術品・骨董品・ステージ関連・普段使いの服や小物の数々をぜーんぶ平にならして考える。
そして、フレディが大好きだったサザビーズのオークションに丸ごと出品。
オークションは大騒ぎ。自分自身の持ち物が出品されて皆が半狂乱になるお祭り騒ぎをフレディが見たら気に入ってくれるかもね。
そんな楽しい、シャレのわかる人だったようです。
「私には貧乏な頃買った椅子があればいいの。フレディの愛がギフトなの」(意訳)
メアリーはそんなふうに言ってるけど、そりゃあなたはそうでしょうよ😅
モヤモヤが治りませんが、もう落ち着かなくてはいけませんね。
私だって祖父母、父親、多くの親戚たち、同級生でさえ他界してる人がちらほらいて、思い出の品もあることはありますが
もしそれらの物を無くしてしまったとしても、彼らに対する思いは変わらないです。変わらず大切に思い続けることができるでしょう。
まとめ
遺産と形見、残された者はどうすべきなのか?
そんなことを思いながら書きました。
私としてはこれからいわゆるシニア世代に入っていくので、若い人たちに対して何らかの贈り物を置いていけたら良いなあ。
ちょっとでもいいから、良い世の中になるように貢献できたら。
フレディ・マーキュリーのオークションでそんなことを考えるようになりました。
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フレディーが生きていた時にその衣装を身につけて歌っていた、それだけでファンにとっては、どんな宝物より価値があるものなのでしょう
どんな遺品の整理にも物語が生まれます
皆が納得する物語はどのようなものなんでしょうね
残ったモノの価値とは?
考えされられます
ちゃおセブンティーズさん
こんにちは。
モヤモヤがあるうちは何かに執着してるんでしょうかねぇ。
個人個人の感じ方がどう変わってくるか。
物語ですね☺️
ありがとうございます!