【実家の片付け】老親がゴミ屋敷? 脱出までの手順と注意すべきこと

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実家の片付け、取り組んでいる方も多いと思います。

親御さんがまだ元気な方

もう他界されて、その後の片付けをしている方などいろいろでしょう。

私も絶賛親の家の片付け期間中です。

めちゃくちゃ大変ですよね。

この記事では実家の片付けをしながら気づいたこと、「あの時こうしていたら…」と後悔していることを書きます。

親の持ち物の整理にお悩みの方、実家の片付けについて先延ばしにしている方の参考になるかもしれません

親が片付けられなくなる時

親が片付けられなくなるというのは、やはり老化現象だと思います。

医学的にみて脳のどこかの機能が衰えてくるから、例えば

・ゴミ捨ての分別が困難になる

・ハサミが見つからないので新しく買ってくる

・万歩計の電池が切れたが取り替え方がわからないので新しく買う(6コありました)

・バナナの皮が乾くまで捨てない(これはある意味良いこと??でも臭い!)

・テレビ通販定期便を、安いからすぐ電話して買う(安いのは初回だけ)
 
 
ということが私の母には起こりました💧

◼️体力が追いつかなくなる
体力はいくら鍛えていても、ちょっと風邪をひいて寝込んだだけでみるみる衰えてくるものです。

母が夏風邪(コロナではなかった)をひいてから、ガクンと体力も落ちてしまいました。

風邪を引く前は1日5、000歩は歩き、家のまわりを掃いたり草むしりしたり。

とても元気な80代だったのに、風邪をひいて以降、ベッドで休む癖がついてしまいました。

体を横にしがちだと筋力が衰えますよね。

私もゴロゴロしてスマホをポチポチするのは大好きですが、これははっきり言って

悪習慣

やめようと思いました。

実家の状態

老化のせいで家がほぼゴミ屋敷となってしまいました。

ゴミとは言っても、母にとっては必要だと思うものを買い、まだ使えると考えたモノを保管しているのです。

私が感情的になって「こんな物いらないよね?!」と強く言っても

本人はキョトンとしています。

何も感じないなら仕方がありません。

とにかくモノが積み上がっていると危険だし不潔です。

実家にいると、もう目が痒くて咳もゴホゴホ出ている私。

片付けは正義だ

と決心して、私が主導となり断捨離を進めることにしたのです。

◼️ゴールは収納からはみ出さない状態

収納である、押入れ、天袋、整理棚、ラック、クローゼット、食器棚、本棚に納めるべきモノを納め

そこに入りきらないものは手離す。

とても単純なことです。

しかし労力はとてつもなくかかるんですよね。

後悔していること

母はどちらかというとずっと前から片付け物は苦手でした。

モノを溜め込んでも、きちんとそろえるまではしていましたね。

でも、もう不用になった物の見極めは苦手らしく、とりあえず保管しておくのがパターンでした。

それでも掃除はきちんと出来ていたのですが、溜め込む行動パターンに老化が加わると、片付けきれなくなるタイミングが必ずやって来ます。

それがコロナ禍の最中にやってきたらしいです。

らしいです、と他人事のようですがコロナが流行って一番深刻に思っていた時期には、電話でしかやりとりしていませんでした。

そして、母と実際会う時は、気晴らしに大きな公園に行ったり、一泊旅行(部屋は別々に取りました)だったり。

家の様子を見ることはしなかったのです。

する必要も感じていませんでした。

部屋の様子は心の状態を表す

という考え方があります。

部屋が乱れていると、精神的にも乱れがあるということです。

もし私があの時ちゃんと家の中をチェックしていたら、もっと的確に母の老化状態をつかむことができたでしょう。

私が思っていた以上に、脳のどこかの機能が衰えていて、心理的にも孤独で、誰かの助けを必要としている段階に来ていた。

母は今のところ体は元気で、介護認定も「要支援1」のレベルです。

とはいうものの、認知症の兆候はどんどん出ていて、これはもっと早く手を打つべきでした。

片付けロードマップ

まずは取り掛かりやすいところやります。

その後、頑張りすぎて腰を傷めることになります(苦笑)。

そうしたら無理せず市の紹介してくれる回収会社に任せる、というのが現況です。

今、業者さんに、費用はいくらかかるのか見積もりしてもらっています。

予算内におさめなくてはいけないので、それを越えるモノについては気長に私と家族をも巻き込んでの作業となるでしょう。

◼️まずは紙類

自力で取り掛かりやすい物は紙類です。

母の地域では毎週火曜日が回収日なので、火曜日の朝早く実家に行って、紙類をまとめて出す。

この作業を数週間続けました。

◼️通販定期便を止める
紙類と並行して、通販で買い続けている物の整理をしました。

・青汁粉末
・オールインワンクリーム
・クレンジングフォーム
・クレイパック(化粧品)
・高麗人参ドリンク
・膝・腰サプリ
・ボケ防止サプリ
・薬用入浴剤
・日本の絶景DVD
・日本の歌 懐かしい唱歌
・世界地図大全
・いつかいきたい絶景DVD…

思い出せるだけでこんなに買い込んでいます。まだあるかも。

全然使いきれてないので開けてない小さな段ボールが積み上がっていました。

定期便の毎月の支払いはコンビニまで行って母が現金で払っていたらしいのですが、たまに行きそびれて督促されていたようです。

わかる分だけでも会社に電話してストップしました。

未払いのものは私が払いました。結構なお値段ですよー。年寄りって小金を持ってるんですねぇ…。

青汁でも化粧品でも、在庫が切れたならもし必要ならドラッグストアで買ってあげるつもりです。

その方が安価なこともありますよね。セールもやってますし。

それから、通販会社から山のように送ってくるダイレクトメールも電話してストップしてもらいました。

◼️洋服類分別

洋服は母の唯一の趣味と言ってもいいでしょう。

最近はおしゃれというより、いわゆる”おばあちゃん服”を集めています。

昔のカラフルな服、厚みのあるコートやジャケットはもう着ませんから処分することにします。

ただ、昔のものはちゃんとウール100%とか、縫製がとても良かったり、柄も美しいモノが多いんですよね。

あと少しの間取っておいて、リフォーム・リメイクできたらなと考えています。

◼️古い布団や毛布
これは文句なく処分です。

長年押入れに入っていて臭いやダニが酷い。

母としては「孫達がきたら使う」と言い張りますが、お母さん、こんなに汚いもの子供に使わないで💢

枕もたくさんあるけど、洗えないものはもう捨てましょう。

綺麗にしてないと孫も寄り付きませんよ😭?

孤独を埋める物

DVDセットに至っては、DVDプレイヤーを起動してテレビ画面で見るということが1人では出来ないので、立派な「10巻セット」が出窓のところでホコリをかぶっていました。

それでまた私は(内心)怒り狂うのですが

今思うとやはり寂しい、どこかに行きたい、家で自粛しているのは耐え難い。

そんな母の気持ちも伝わってきて悲しくなりました。

片付けもいいけど、もっと外に連れ出す回数を増やすことはできたんじゃないか?

とか

たまには掃除してあげれば良かったとか。

でも、私が家事を手伝うのをものすごく嫌がるのです。

今回、断捨離作業に取り掛かるのも苦労しました。

でももうそんなことを言ってられないのを自覚できたのでしょうか?

業者さんが入ることも承諾してもらえました。

まとめ

我が母の場合はこんな感じです。

この記事で言いたかったことは、老化のサインを子供は(まわりの人は)みのがさず、その時できる最善のことをする、ということです。

忙しかったり離れて暮らしていたり、なかなかそれは難しいのですが、必ず「おや??」と思う兆候があるのでそれを心に留めておくだけでも急激な老化を防ぐことが出来ると思います。