“聴く” 村上春樹 「一人称単数」

こんにちは。Roです。

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梅雨明け直前、
結構蒸しますね。
 

エアコンで除湿をかけつつ
服装は長袖シャツを羽織ってます。
 


 

冷房に負けないように、
カーディガンもいいですが
家ではシャツを羽織るのが定番となっています。
 

さて、
村上春樹の短編集が出たというので買いました。
 


一人称単数 (文春e-book)

 

この表紙のイラストに
 

「ん?」
 

となりましたが。
 

何でしょうね、
明るくはない表情の女の子が
 

人気のない公園を横切っていく。
 

もし、村上春樹の高校時代、
1965年頃だとしたら
 

ポニーテールや
ホワンとふくらんだボブスタイルの
女の子がいるイメージなんですけどね。
 

それはさておき
小説、良かったです。
 

私の周りでは、”村上春樹あまり好きじゃない”
という人が多くて
 

新刊が出たからって
騒ぎ甲斐がないんですけども
 

「僕」が語る実話だか何なんだかわからない
物語。
 

やっぱり面白いです。
 

といっても、
謎が謎のままで終わるパターンが
相変わらず多くて
 

モヤモヤするのはいつものこと。
 

でも、とあるラジオで
小説を「探偵」しながら読み込む、
 

という番組があって、
文章の細かいところを掘り返し
 

そこから推理して、
登場人物の裏の顔
 

描かれなかった主人公の心の傷
 

悲劇の本当の犯人は誰か?!
 

そんなことをしつこく考えながら
読むやり方があって
 

村上春樹の小説は、
それをやるのにぴったりです。
 

例えば
 

「ウィズ・ザ・ビートルズ」
という中編。
 

初めてのガールフレンドが
実は〇〇していた。
 

そのことを大人になってから
彼女の兄に告白される「僕」
 

それがなぜなのか
兄にも、僕にも全くわからない。
 

読んでるこっちも相当不思議なこと。
 

でも、
ほんとにわからなくしてあるかというと
 

いろいろ推理の余地は見つかるんですよね。
 

彼女から聞いた言葉
鍵となる印象的なイメージ。
 

勝手な解釈だけど
そう読めないこともないのではないか?!
 

そうやってるとますます面白いです。

というか、
小説って本来そうやって読み込むもの??
 

ここまで書いてきて、
今回はこの本を電子書籍で買ってしまったことに
気づいた。
 

今まではずっと
紙の本で読んできたのだけど。
 

というのが、
 

KindleをiPhoneの読み上げ機能で聴く、
ということ最近やっているのでついついポチッと

 

「え?Kindle自体持ってないの?」
 


 

と思いますよね?
はい、持ってないです。
 

スマホとiPadに、
Kindleのアプリを入れて
それで読んだりしています。
 

夫はペーパーホワイトなるものを買って
とても快適

インターネットも見るかな、
なんていう邪念も入らないし
 

単体のKindle、とても良いらしいです。
 

でも、私がやってる読み上げ機能は
付いてないんじゃないかな。
 

さて、
iPhoneで聴く村上春樹
 

ご存知の方も多いでしょうが
文字が書いてある画面を、
 

2本指で
上から下にスワイプすると
 

こんな画面が出て
読み上げが開始されます。
 


 

画面表示のロックは
オフにする必要があります。
(設定→画面表示と明るさ→自動ロック→オフ)
 

音声はもちろんSiriと同様、
まだまだ機械的。
 

漢字の読み方も正確ではないけど
声質は好きだし
今風だ!
 

という気分になれます(笑)
 

眠る前にうとうと聴くのも
良いですよ。
 

夏の夜に聴く読書、
そんな話でした。
 

一人称単数

村上 春樹 文藝春秋 2020年07月18日
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